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まぁそうだろうなぁ...
交通機関に遅れ
雪なし
先週末、母の使っている KIYA のステンレス包丁(洋包丁)の柄が錆びて折れた
柄を固定するために鋲でカシメている部分が錆びたようだ
長い間手入れをしながら大事に使っていたことを知っているので、どこかで直してもらえないかと広島市内の刃物屋さんを回ってみた
袋町にある某店(昔は本通りにあった店)では直す気はなさそうな感じを受けたので退散
小網町に刃物のとぎ・修理をしている店があるという情報を得ていたので、そちらに向かう
小網町の電停を降りると目の前にあるお店。
明かりが付いていて開いているようなのだが扉が閉まっている。
横に呼び鈴があるのをみて、刃物を扱っているので扉をしめてあるのだろうと推測(後で聞いてみたらその通りだった)
呼び鈴を押すと奥から年配の男性。高砂さんだった。
戸を開けてもらい、包丁を見せながら直せるかどうか聞いてみたところ、迷いもなく「直せますよ」とのお言葉。
しかも直ぐに修理してくださるとのことでしばらく待つことに。
柄を外しグラインダーで何やら作業を始められた。錆びた部分を削るにしては長い時間グラインダーを使われているなぁ。はて?
ははぁ、どうやらグラインダーで刃元を削り込むことでなかご(和包丁の柄に差し込む部分)を作られているようだ。ふむ、なるほど。
作業開始から 3,40分後、新しい柄に刃を打ち込み、包丁が生き返りました。う、嬉しい。(^-^)
作業後にいろいろお話を伺ったのだが、高砂さんは刃物一般を制作されていたそうで、高橋さんの銘の入った包丁や和鋏も何本か見せていただいた。話を聞きながら、あぁこの方も長原さんと同じ「職人」さんだなぁ、と感じました。
高砂さん、ありがとうございました。
こうして直していただいた包丁を母に。
大切にしていて愛着のある包丁だったので、心底喜んでいました。:)
しかもとても切れるようになったとのこと。簡単そうに研いでおられたけど、さすがはプロ。
料理を作る主婦にとって包丁は大切なものなので、あきらめていたものが再び使えことが何より嬉しいそうです。
やっぱり道具は直しながら大切に使わないとね。
柄の部分が折れた場合、今回のように刃元を削ってなかごを作る方法の他に、折れたなかごを溶接する方法もあるようです。ただ溶接した場合には強度が下がることや錆びやすくなるということに注意した方がいいかも。
一方、刃元を削り込んでなかごを作る場合、容易にわかることですが刃が短くなります。とはいえ包丁は研ぐにつれて短くなっていくものですから、なかごを作るために短くなっても問題はないですね。
母曰く「寸が短くなって使いやすくなった」そうです。:)